(テキストを書いた人、菊地純)
ひまわり学園、りのーるのあ、他数名の展示
手前から奥に長い展示室で、奥の方が少し曲がっています。
手前の壁から、放課後等デイサービスの子達が描いた少し小さめの絵が並んでいます。一番長い壁には、ひまわり学園のお子さん達の作品が並んでいます。
奥の少し曲がったところには、昨年のオーディエンス賞を受賞した作家3名の作品が並んでいます。
それぞれ、作風も画材も異なります。向かって左側から金子悠馬さんの作品は、主に筆ペンを使われた作品です。描かれている紙は、白鷹町の深山でご自身ですかれたものだそうです。アクリル絵の具とボールを使って描かれた作品もあります。毎年応募されており、少しずつ画材や作風が変わっており毎年拝見するのが楽しみです。
その隣は、佐藤光太郎さんの作品、風神雷神図です。初回から毎年応募されており、徐々に風神と雷神の形が抽象化して来たようです。お父さんが仏師で初回には一緒に展示もされていました。そのお父さんの風神雷神に触発されて描き始められたそうです。毎日のように描き溜めている風神雷神の絵も研修会で拝見しましたがこちらは大事ものなので展示はされないそうです。
右手に回って、正面に2枚、3時の方向に1枚ある絵はすべてタッチと画材が違いますが、3枚とも同じ作者、鈴木康太さんの作品です。真ん中の一番大きな作品は作業所で描かれたそうです。色とりどりの丸シールが貼られています。毛糸も貼られています。背景は紙の白ですが、カラフルな丸いシールや毛糸がリズム良く踊っています。
残り2枚は菊地のアトリエで作成されたものです。詳しい作品解説を別に描きました。よろしければそちらをご覧ください。作品解説4