ナビレンスとは?
「ナビレンス」はスペインで開発された視覚障害者向けアプリです。タグがどこにあるか正確にわからなくてもスマートフォンのカメラで周りをスキャンすればタグを読み取り、距離や情報が得られます。
QRコードに似たカラフルなタグは、他のコードにはない条件で読み取れる技術的な特徴が備わっています。 
ナビレンスのタグは、ユーザーの各個人に適したフォーマットや世界37言語を用いて有益な情報(例えば、バス停での通過バスの路線情報、発着情報、バス停の情報、運行状況など)を得るのに役立ちます。あらゆる環境やサービスへのアクセシビリティを改善し、より良い体験を提供します。 (ナビレンス ユーザーズマニュアルより)


まずは、ナビレンスをダウンロードしよう!
1)Google Play または App Storeでナビレンスの無料アプリケーションをインストール
2)アプリを起動し使用規約、個人情報の取扱などに同意
3)カメラを周囲に向けてかざしてみます。タグを検出したら「クリック」という音が聞こえます

ナビレンス試用の注意点
ナビレンス使用時は、 
*  スマホの音量を下げていただくか、 イヤホンなどをお持ちでしたらご使用ください 
* スマホを手に、ながらスマホ状態になると危険です 周囲の人や作品に注意しながらご使用ください 
* QRコード先の読み上げは、 スマホの読み上げ機能を使用します
i Phoneは、 設定から→[アクセシビリティ]→[VoiceOver]をオン     
もしくは、[読み上げをコンテンツ]を設定 
Androidは、 設定から→[ユーザー補助]→[TalkBack]
オン もしくは、→[選択して読み上げ]を設定


ナビレンスの種類
アクセシブルQRコード
誰でも無料で10個までつくることができます。通常のQRコードの読み取りも可能で、特定のテキストや音声ファイルにアクセスさせることが可能です。アクセス先の情報は、すでにある施設のホームページなどにするだけでも情報を届けることが可能です。名刺やWi-Fiの案内も作成できます。 距離や角度などの検出は行えません。
無料タグキット
図書館や教育機関、イベントなどに無料で使用できるタグキットも用意されています。ナビレンスの設置についての簡単な知識と、タグを印刷する費用だけですぐに導入できます。その施設独自の情報はアクセシブルQRコードを使用し、無料タグキットと組み合わせることでより使いやすくなると思います。
パーソナルタグ
パーソナルタグは、個人で利用できるタグです。ユーザーの家庭内や職場などで使われるあらゆるものにタグ付けし、それらの位置を特定しやすくできるよう考えられています。タグは空白になっており、ユーザーはアプリを使用して必要な情報を記入します。ユーザーが記入した情報は、ユーザーのスマホ上にあるため、ユーザー個人でしか使用できません。フレンド&ファミリー機能をつかうと、五人までパーソナルタグの情報を共有することができます。

通常のQRコード/QR(Quick Response)1994年にデンソーウェーブが開発、特許をオープンにしている。
ナビレンスの技術/通常のQRコードでは、視覚障害者がカメラのフォーカスを合わせることが難しかったが、遠くからでも大まかなにカメラを向けるだけでQRコードや距離を読み込んでくれる。また、アクセシブルQRコードは、短縮URLと組み合わせることで、作成した後でも「音声読み上げテキスト」と「URLアドレス」の変更を可能にしている。
短縮URL/長いURLを短くする技術。一度別のサーバー(短縮URL先)にリダイレクトし、その後、元の長いURLのページに案内する。
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